落語倶楽部第5回語鑑賞会開催

落語倶楽部は第5回の落語鑑賞会を10月29日に行いました。

柳家はん治 背なで老いてる唐獅子牡丹
柳家 小三治 厩火事、野ざらし

落語倶楽部第5回語鑑賞会

小三治の三番弟子のはん治による桂三枝(現文枝)作の新作落語“背中で老いてる唐獅子牡丹”が開口一番。10年以上前に『暴走族が高年齢化している』というニュースを新聞で読んだことから作られた創作落語なのだそうですが、高齢化が進む中ますますフィットしてきているのかも。はん治も年季が入ってきた感が・・・

恒例の小三治のまくら、高校生のときラジオ東京の『しろうと寄席』で15回連続合格を果たす。教員であった父親が国立大学だけが大学、私大への進学を許さず、国立大学を受験したが失敗し、学業を断念。落語家を志し、しろうと寄席の審査員であった5代目柳家小さんに入門。小さんとの縁から夫婦の縁“厩火事”へ。

中入り後の滑稽話“野ざらし”、オチが判りにくいのでその前の釣りの場面で切ることがほとんどだが、太鼓持ちが「あたしァ新朝(しんちょう)と言う幇間(たいこ)」大工の八五郎が「何!? 新町(しんちょう)の太鼓(たいこ)? あれは馬の骨だったか…」新町とは現在の東京都台東区今戸1丁目付近の事で、かつては太鼓屋が立ち並んでいた。和太鼓に張っているのは馬の皮。幇間(たいこ)の名前「新朝」と「新町」、幇間(たいこ)と太鼓を引っ掛けた語呂合わせ。

落語倶楽部では11月以降も近場の落語会を鑑賞します。
また、12月15日の日曜日に藤沢市民会館で第2回藤稲落語会を開催します。
出演は第1回藤稲落語会に引き続き、春風亭一蔵と早稲田出身の柳亭こみち
詳細はチラシ(PDFファイル)をご覧ください。

落語にご興味のある方、落語倶楽部事務局宛ご連絡ください

事務局