足柄峠ハイキング開催

5月12日、足柄峠へハイキングに行きました。

足柄峠ハイキング
足柄峠(標高754m)は平安時代までの官道(東海道)で、駿河の国と相模の国の国境でした。古は足柄坂と呼ばれ、ここより東を、坂東と呼びました。(坂東武者) 万葉集では「足柄の御坂に立ちて袖降らば 家なる妹は清に身もかも」と詠ってます。
心配された天気も花曇りです。足柄峠の麓の地蔵堂まではバスを利用。足柄に行くと、新緑は眩しく、山藤は藤色の花房を何条にも垂らしています。
地蔵堂の広場で,、新田先輩の指導で柔軟体操をし、ハイキングのスタートです。緩やかな登りを行くと、家の柵にうりぼうの毛皮が三枚干してあります。更に進むと坂田金時・足柄山の金太郎の生家跡や金太郎がお手玉して遊んだという巨石が2個。そして金太郎が産湯を使ったという「夕日の滝」へ行きました。滝のそばでは白装束の一団が大声で叫んでいて、聞けば滝行をするそうで、宗教でなく、有料の滝行参加者とのこと。ここから道は険しくなります。普段あまり運動していない身にはかなり大変でした。歩くこと2時間、足柄峠に着き、足柄城址で昼食。晴れていれば雄大な富士山が見えるのですが、雲に隠れ、残念。ここには古、足柄関があったそうで、黒沢明の映画「乱」で使われた黒門がありました。
帰路は足柄古道を歩きました。幅1m位の石畳の道を下り、1時間程でスタート地点の地蔵堂に着きました。
足柄にはアサヒビール神奈川工場・ビール園があり、足柄牛を肴に、出来立てのビールで乾杯、疲れを癒しました。
(金子陽一記)